六年生・男子部最後の大会Fカップ
3月1日(土)堺市・美原体育館にて行われました『第20回Fカップ』に男子部が出場いたしました。
今大会が、男子部・六年生の最後の大会となります。
今大会が、男子部・六年生の最後の大会となります。
結果は下記の通りです
◆予選リーグ
●泉尾東
10ー21
13ー21
2ー0で負け
●兵庫なかよし
16ー21
5ー21
2ー0で負け
結果、3位となり、昼から3位リーグへ
◆3位リーグ
●桃園
11ー21
9ー21
2ー0で負け
●福島
7ー21
11ー21
2ー0で負け
結果、3位リーグ入賞出来ず
F・ファイルカップとの事で、六年生3人が中心のメンバーで戦う事にしました。
午前中の予選リーグ、対 泉尾東戦については、1セット目が終わった時点で恵多が体調不良を訴えた為、途中退場し、2セット目は、恵多が抜けた状態で戦いました。
次の試合からは恵多も復帰し、六年生3人にプラス五年生以下のメンバーが順番に入る形で戦いましたが、気持ちをなかなか上げる事が出来ず、チームを引っ張れない六年生・・・
午前中の予選リーグでは、監督より『六年生の意地見せろ、最後やで』と激が飛んでいました。
昼からの3位リーグでも、六年生は、チームを引っ張る事が出来ず、完敗に終わってしまいました。
六年生3人の事を何も知らない人が試合を観戦していたら、相手にやられっぱなしのひどい内容に見えるかもしれません。
ですが、決して頑張っていなかったわけではありません。
絵貴については、コートの中で、ずっと大きな声を出していました。
3面も取れる大きな体育館です。
横で試合をしているチームの声も響きます。絵貴は、みんなに聞こえるように、大きく息を吸い、口に両手をあてて、『カット一本~』と叫ぶ声がよく聞こえていました。
サーブのミスは1本のみです。
上からのサーブの練習をやり出して、半年以上?それ以上にかかったように思います。
みんなが休憩している時も、絵貴はいつも1人で黙々と壁に向かってサーブの練習をしていた記憶があります。
サーブは、4試合で10本入り1本はサービスエースを取りました。
絵貴は、練習は嘘をつかないという事を証明したと思います。
レシーブについては、早いサーブが正面に入り切れず、大きくはじいてしまった場面が多くありましたが、チャンスボールはしっかり正面に入り、セッターへ返していましたし、誰かがはじいたボールを必死で追いかけたり、なんとかつなごうとスライディングする場面も見れました。
拓登についても、声はよく出していました。ブロックは、得点は出来ませんでしたが、持ち前のジャンプ力で、相手のエースのスパイクをバシッと止める場面が何度か見れました。
スパイクは、攻めるようにバシッとはいきませんでしたが、なんとかミスせず、相手コートに返そうとしていました。
8本スパイクし、ミスは1本のみです。
サーブミスも1本のみでした。
コートの中で仲間に声をかける場面も多く見れましたし、誰かがはじいたボールを必死で追いかけたり、1点を取った時に嬉しそうに喜んだり、入部した頃には見れなかった光景です。
恵多については、試合当日も準備出来たのが1番最後でしたし、礼儀や態度の面ではまだまだです。
コートの中で仲間に声をかけたりする場面は、試合当日もあまり見れませんでした。
しかし、エースとしてはとても成長しました。
4試合で打ったスパイクは、計83本、決まったのは27本でした。
ほとんどのトスが恵多に上がっており、恵多も必死で打ってはいましたが、強豪チームばかりなので、手打ちのスパイクではなかなか決まりません。
連続のスパイクに息が上がり、ラリーが続くと力尽きて打ち切れず、ここで決めてくれよ~と思った場面もありましたが、相手の2枚ブロックをはじき飛ばしたり、バシンッと高い位置から気持ちよく決めてくれた場面もありました。
いつも注意されていたレシーブも丁寧にやっていましたし、レシーブからスパイクへの動きも早く、自分がスパイクを決めないといけないという気持ちで頑張っていたと思います。
一番最後の対 福島戦では、監督より『これで六年生最後やで、コートの中のメンバーも、外のメンバーも六年生の為に頑張ってくれ』と五年生以下のメンバーに伝え、六年生には『とにかく悔いのないよう思い切りやれ』と指示がありました。
悠亜はセンターを任され、アタックにレシーブにと自分に余裕がなく、気持ち的に精一杯の感じでしたが、二段トスを一生懸命に恵多に上げていました。
聖也は、とにかく恵多に丁寧なトスを上げていましたし、はじいたボールをベンチ近くまで追いかけてカバーしていました。
元稀は、コートの中を盛り上げようと、みんなに声をかけ、元稀と交代した諒も大きな声を出して頑張ってくれていました。
ベンチの子達も、叫ぶような声で応援し、みんなで六年生の最後を飾ろうと必死になってくれている事は見ててわかりましたが、なかなかボールがつながっていかず、最後を飾るような試合は出来ませんでした。
思い起こせば、この1年間でレギュラーでコートに入っていたのは恵多のみです。
五年生以下の子達の方が技術的に上の子が多く、口も立ちます。
そんな中でキャプテンをする絵貴は大変だったに違いありません。
拓登は、受験で休部していたり、恵多は誰よりも監督に怒られていたり、六年生としての自覚とか、責任感を感じさせられる機会が少なかったのかなぁと思ったりもしますが、五年生以下のメンバーに六年生としての手本を最後まであまり見せれなかった事は事実です。
最後に監督より、六年生へ『今日、やりきれたか?やりきれんかったやろ?やりきれんかった事は、中学に行ってからまた頑張れ』と話をしていました。
六年生の3人へ
技術的、気持ち的にはまだまだだけど、今までよく辞めずに頑張って練習に来てくれました。ありがとう。
挨拶、礼儀、感謝の気持ちを忘れず、新しい場所でもまた頑張ってほしいと思います。
そして、また後輩達の応援に来てあげて下さい。
保護者の皆様もチーム運営にご協力いただき、ありがとうございました。
さて、次の新六年生もなかなか個性豊かで、色々と悩みそうです。
早いうちから、六年生の自覚が持てるように指導していかなければいけませんし、技術的にも課題がたくさんあります。
ピンチサーバーで入った、直樹、和季もしっかりサーブを入れてくれました。
みんな成長してきています。
スタッフの皆さん、また新たな気持ちで頑張っていきましょう。
最後に、当日、朝から1日引率、応援に来てくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
さよコーチ
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