堺連盟磯田カップ・井上カップに小学生女子部が参加しました。(H29.2.26)
堺連盟磯田カップ・井上カップに小学生女子部が参加しました。
6年生最後の公式戦となる本大会。
6年生最後の公式戦となる本大会。
予選リンク戦を5チームずつで行い、上位2チームが決勝トーナメントに進み、優勝を決める大会。
結果は以下のとおり。
■予選リンク戦
1回戦 :対 河内長野 2-0で勝利
2回戦 :対 ブレイザーズ 2-0で勝利
順位決定戦:対 東百舌鳥 2-1で勝利
※結果、予選リンク戦1位通過
■決勝トーナメント
準決勝 :対 和泉 1-2で敗戦
※以上の結果、第3位となりました。
優勝を目標に掲げた本大会。
結果は、残念ながら第3位となりました。
前日から、ベンチ入りメンバー全員、監督宅に泊まり込み、毎年恒例の「絆合宿」を行いました。
それぞれが、これまでの練習の中での嬉しかったこと、辛かったことを語り合い、試合に向けて各自が何を頑張るのかを宣言しあって、気持ちを高めていきました。
戦術的な話も選手と話し合い、充実した合宿となりました。
試合当日は、監督宅から集合場所までランニングをして身体を動かし、選手たちも気合十分でした。
予選リンク戦はサーブミスが目立っていましたが、これも勝ちたい気持ちの表れ、決して弱気ではなく、強気のミスなんだという前向きな気持ちで戦ってくれていました。
東百舌鳥さんに苦しみながらも何とかフルセットで勝利し、準決勝は和泉さんとの対戦。
2セット目、先にマッチポイントをつかみながらも、最後の1点を取ることができませんでした。
3セット目、出足からサーブで攻められ、苦しい状況に追い込まれながら、何とか最後まであきらめない気持ちで1点1点積み重ねて行きましたが、追いつくことができず、フルセットの末、準決勝で敗退することとなりました。
優勝すれば当然嬉しかったと思います。
一つ言えることは、今回、試合に負けたのは私の責任であり、選手は本当に良く頑張ってくれました。
勝利のために、選手を駒として使い、監督の指示通りに従うチームもあると思います。
大人の指示を的確に実践できる技術があればこそだと思います。
小学校バレーボール選手としては素晴らしい事です。
私はスタッフと共に、子供たちに自分で考えて行動するということを強く指導してきました。
コートに立ってプレーするのは子供たちです。
勝利に近づくためにどうすればよいかアドバイスはします。
その子供達が、自分たちの思いを持ってプレーしてくれることが大切だと私は思ってます。
勝利すれば、子供たちも嬉しいし、私たちスタッフや保護者の皆さんも嬉しいです。
当然、勝負ですから勝つチーム、負けるチームが出てきます。
負けたときにどう感じるのか、どうその悔しい経験を次のステップに活かしていくのか。
小学生のカテゴリでは、これが凄く大切だと思ってます。
バレーボールを強化するために選手を集める私立の中学や高校、大学や実業団では勝利を求められるのでしょうが、小学生というカテゴリは勝負云々よりももっと大切なことを教えないといけないと私は思ってます。
多分、それが一番難しく時間のかかる事なのかもしれませんが・・・。
彼女たちの人生は始まったばかり。
これから、沢山の人たちと出会います。
バレーボールを続けていく子たちは、また、新しい中学の指導者と出会い、今まで受けてきた指導と共通することもあるでしょうし、異なる事を指導や教育をされるかもしれません。
バレーを続けなかったとしても、色んな学校の先生と出会うでしょう。
そこで大切なのは、自分の思いを持って考えて行動することだと思ってます。
考えて行動して行く上での基本的な部分(素直な心で耳を傾け人の話を聞き、そうやって教えてくれたり指導してくれたりアドバイスしてくれる人に感謝する。)その上で、自分が納得し感じて考えて行動することをスタッフ皆であの手・この手を使い伝え指導してきました。
一つの物事(バレー)に対する思いの差は、選手の成長の差に繋がり、努力の差にもつながります。
子供たちは自分で考えて日頃の練習から意識したり、練習以外の場で努力するんだろうと思います。
思いが薄ければ、その行動力も弱まります。
監督から指示されて、駒扱いされてばかりでは、言われたことはこなせるが、自分で考え行動する力は中々身につかないと思ってます。
今回の試合には結果は3位と目標達成には残念ながら至りませんでしたが、今年の6年生は沢山のものを5年生以下メンバーに残してくれたと思います。
また、この6年生自身も多くのことを経験したと思います。
この和泉さんとの試合の中でいろんな状況もあり、それぞれが思い残すこともあるかもしれません。
この1年間で、創部7年目にして初めて堺連盟で優勝したことや、後1歩の所で近畿大会を逃したり、本当に色んな経験をスタッフも含めさせてもらいました。
試合終了後、最後の集合でも話をしましたが、この試合での経験を6年生は次の中学校で活かしてもらいたいし、5年生にとっても非常に良い経験をさせてもらい、新チームに切り替わり今の5年生が卒団するときに「あの昨年の最後の大会で悔しい思いをしたから今の君たちがあるんだ!」と言えるように、スタッフとともに君たち6年生が残してくれたものを大切にし、更に成長していきたいと思います。
6年生は、私立中学にバレーで進学するもの、公立中学でバレーを続けるもの、バレーを一旦離れて勉強に励むもの、色んな道にそれぞれ進んでいくんだろうと思いますが、これまでのデルフィーノで学んできたことを忘れないで、更に成長して行って欲しいと思います。
6年生、1年間チームを引っ張ってきてくれて本当にありがとう。
苦しく、辛い事が多かったと思うけど、その分君たちは強くなっています。
自信を持って、次のステージへ進んでください。
最後になりますが、6年生の保護者の皆様、1年間、本当にありがとうございました。
保護者会を作らないという私の方針があり、その分ご苦労されたこともあったかと思いますが、6年生の保護者の皆さんが中心となり5年生以下の保護者も一体感を持ってサポートしてくださった1年だったと思います。
当日も、多くのOGやその保護者、また現役保護者もベンチ入り・ベンチ外に関わらず、本当に沢山の方に応援いただきました。
ひいき目でもなく、おそらくデルフィーノの応援団が一番多かったと思います。
前回、阪南支部大会のブログに記述したと記憶してますが、チームに対する不満や、選手起用に口出しする保護者も少なくないと思ってます。それは、保護者として自分の子供が可愛くてそう言いたくなる気持ちもわからなくはないです。
でも、デルフィーノの保護者は保護者という一面よりも、チームに愛情を持って応援してくれるファンという一面が大きいんだと感じました。
私は、これからも保護者の皆さんにはチームのファンであって欲しいと思います。
ベンチに入る選手やコートに立つ選手を選択するのも、コートに立ってプレーする選手を評価するのも監督の私をはじめスタッフの役割。
そして、魅力のあるチームにしていくのは我々スタッフと一所懸命頑張る選手たち、そして保護者の皆さんとの共同作業なんだと思います。
スタッフ・選手・保護者の皆さんと共に、更に魅力のあるチームにしていきたいと思います。
今後とも、我々狭山デルフィーノjr.をよろしくお願いします。
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